上の画像はアイカ電子線硬化樹脂化粧板ベルタッチXE-505Kの上に開いた本とスマホ・万年筆・コップを置いて撮影しています。スマホの画面にはコップが写り込んでいますが、光の反射が少ない電子線硬化樹脂化粧板には写っていません。

デスクの天板素材の中で一番丈夫な電子線硬化樹脂化粧板を使った天板のオーダーメイドです。

照明のLED化により、光の反射を抑えたマットな質感の電子線硬化樹脂化粧板への需要が増加しています。

マットな質感とシルクのように滑らかな手触りで高級感を演出する化粧板は、ヨーロッパなど海外でもトレンドとなっています。

電子線硬化樹脂化粧板は、パソコンデスクやテーブル、カウンター、各種デスク等の中でも特に堅固な表面強度が必要な天板に最適です。

電子線硬化樹脂化粧板はメラミン化粧板ではありません。

電子線硬化樹脂化粧板とは、電子線硬化樹脂を使用し、なめらかな手触りを実現した特殊アクリル樹脂化粧板です。マットな質感で光の反射を抑え、シルクのようななめらかな手触りが高級感を演出します。また、指紋が目立ちにくく、メンテナンス性も優れています。最大の特長は、硬くてキズに強いことです。

軽微なキズは指で擦ることで目立たなくなる不思議な化粧板です。

高級デザインテーブルや高級システムキッチンに使用されているハイグレードの化粧板です。

下の右画像はメラミン化粧板艶消しSK-6400KG、左は電子線硬化樹脂化粧板XE-505Kの上にコップを置いて撮影しています。XE-505Kは反射が少ない事が分かります。

ユーチューブ動画　電子線硬化樹脂化粧板を目打ちで擦ってみました。

左側の電子線硬化樹脂化粧板と右側のメラミン化粧板の表面強度を比較する実験を行いました。

実験では、目打ちを手で握り、手の重さ程度で引っかいた結果を検証しました。

ただし、電子線硬化樹脂化粧板も力任せに引っ掻くと傷がつくことが分かりました。

実際の使用は、優しくていねいに扱ってくださいね。

電子線硬化樹脂化粧板の魅力（メリット）

1. ・耐久性能が非常に高く、長期間の使用にも耐えます。
2. ・耐摩耗性能が高い。
3. ・擦れキズが付きにくく、ついても目立たない。
4. ・軽い擦れ痕程度は手でこすったり、クリーニングすると痕が見えなくなる。
5. ・ソフトでマットな質感はうっとりするほどに魅力的。
6. ・しっとり感がありながら手触りが滑らか 。
7. ・触れるとひんやり感が無く、手に優しくなじむような質感。
8. ・指紋がつきにくく、ついても目立たない。
9. ・光の反射が低く、目に優しく自然に見える。
10. ・耐熱性能がある。
11. ・撥水性能がある。

電子線硬化樹脂化粧板で作る天板のデメリット

1. ・単色5色のみで木目や石目がない。
2. ・艶消しのみで鏡面がない。
3. ・規格が4尺×8尺サイズのみ（3×6サイズがない）
4. ・天板周囲は糸面加工のみ。
5. ・価格が高い。

※電子線硬化樹脂化粧板を加工する職人のデメリット

1. ・電子線硬化樹脂化粧板はとても硬く、加工難易度が高い。
2. ・加工する刃物は新品または目立て済み刃物でないときれいに切れない。
3. ・カットするノコ刃の切れ味がすぐに低下する。
4. ・トリミングするトリマーピットの切れ味がすぐに低下する。
5. ・刃物の目立てコストがかかる。
6. ・最終仕上げのトリミングはダイヤモンドヤスリで手間がかかる。
7. ・メラミン化粧板で作るよりも作業効率が悪い。

電子線硬化樹脂化粧板の色柄

アイカ電子線硬化樹脂化粧板（ベルタッチ）

天板形状

電子線硬化樹脂化粧板の特性上、切り欠き部分の内角を直角に切り欠くと亀裂が入る可能性があります。対策として亀裂抑止効果がある小さな曲線（R6）が付きます。また、切り欠き部分はR6があるために電子線硬化樹脂化粧板が折れて貼ることができませんから内部の断面構造が見える切りっぱなし状態です。

Eタイプの場合は、両側壁面の内寸法ピッタリ寸法では入らない可能性がありますから少しひかえた寸法がよいでしょう。また、壁コーナーが直角90度ピッタリとは限りませんから採寸には注意が必要です。

配線孔キャップ加工

【配線するための穴あけ加工、配線孔キャップ】

キャップ詳細図の44mm（60mm）部分が34mm（45mm）・59mm（76mm）もあります。取り付けの場合は、キャップ中心までの寸法で指定してください。

天板のサイズ・仕様

• ・天板厚みは30mm・36mm・39mm・42mm・51mm・60mmまたは、ご希望厚み最少厚み10mm位～から1mm単位で指定できます。
• ・最大寸法は1210mm×2430mm以内で1mm単位で指定できます。
• ・内部は全面木芯材敷き詰めですからどこにでも木ネジ止めができます。
• ・ご希望位置へのR加工は外隅角半径50mm・100mm・120mm・150mm・200mmからの選択、200mm以上の曲線半径は任意指定可。化粧板は硬い素材ですから小さな半径は曲がりません。
• ・内角のR加工半径は最小半径100mmです。

天板納期

納期は通常受注三～四週間後位の出荷です。

熟練家具職人一人に助手が付いて製作していますから製造量が限られ、受注時の予約状況では対応できない場合もあります。

電子線硬化樹脂化粧板は、貼り合わせ後に接着剤などの影響でわずかな伸びが数日かけて生じます。

当工房の作り方は、電子線硬化樹脂化粧板を貼り合わせ後一週間以上の時間をかけて見極め、 完全になじませてから縁の面取り加工（最終作業は手作業によるエッジ研磨）をして 完成状態になります。

天板価格表（直角タイプの場合）

天板一枚の価格表（税込み価格）脚、送料、梱包費は別途

天板専用ポール脚

【ポール脚色】

【ポール脚直径】

38mm　　50mm　　60mm　　76mm　　100mm

天板のお見積もりお問い合わせ項目

1. ・天板の用途 　例=デスクの天板
2. ・天板の幅寸法　単位はmm
3. ・天板の奥行き寸法　単位はmm
4. ・天板の厚み
5. ・天板の平面形状
6. ・化粧板の品番選択 　
7. ・天板の必要枚数

• 高さや奥行き・長さは体型や使用する椅子等も考慮しましょう。
• 長さはスペースがあれば大きめに・・・

※サイズや形状で金額が変わりますからお見積り後の価格決定になります。