メラミン化粧板について
メラミン化粧板とは
メラミン化粧板とは家具・什器・建具等の強度が必要な部分に使用する家具用表面材料の一種です。
カウンター・テーブル天板やシステムキッチンの扉や引き出し等の表面強度が必要な部分に多く使われています。
メラミン化粧板は薄い素材ですが高温、高圧プレスで作られ、高耐摩耗性能が特長でとても丈夫です。
メラミン化粧板は化粧板製造メーカー国内トップシェアのアイカ工業、他数社が製造し、これを特注家具製造業者は、建築業者やユーザー様ご希望のメラミン化粧板を仕入れてオーダー家具を作ります。
厚み約1㎜の高圧メラミン化粧板断面積層構造
基板芯材に貼った場合の断面構造
実験メラミン品番 AY-281KG
メラミン化粧板を貼り合わせる接着剤の安全性表示マーク
メラミン化粧板のメンテナンス お手入方法
・ぬれぞうきん、中性洗剤などでシミになることもありません。マジックなどの落書きやしつこい汚れは台所清掃用品のメラミンスポンジで拭き取ると簡単に落とせます。
・表面が硬い・耐水、耐熱性が高い・耐汚染性が良い・耐久性が良い・色柄、表面仕上げが豊富・有害な重金属やアスベストを含まない・燃焼時に塩化水素、アンモニア、硫黄酸化物などの有毒ガスが発生しない。
メラミン化粧板の安全性
・食卓テーブルなどに使用して、触ったりメラミン化粧板の上に置いた食品を食べても健康上の問題は全く生じません。
メラミン化粧板の用途
・メラミン化粧板の特徴を生かして公共建物・店舗・住宅等各建物内において、カウンター・テーブル天板・家具天板などの表面材として幅広く使われています。
【アイカメラミン化粧板使用上の注意点】
高圧メラミン化粧板の加工
加工作業は、カッターナイフやハサミでは切断できません。きれいにカットするには専用の高速回転ノコや高速回転切削機械が必要です。
【高圧メラミン化粧板の製法】
各々の原紙に樹脂処理(含浸乾燥)を行い、各含浸紙を所定の枚数組み合わせた後、表面にはステンレス板や離型シートを積載。高圧(100kg/平方cm2) 高温(140℃)にて成形。
当て板の種類によって鏡面、つや消し、エンボスなど様々な表面仕上げを自由に表現できます。
【高圧メラミン化粧板の特徴】
表面が硬い(9H)・耐水、耐熱性が高い・耐汚染性がよい・色柄、表面仕上げが豊富・小ロット生産が可能・曲げ加工可能(ポストフォーム)・メラミン化粧板の成分は60%が紙で原材料に有害な重金属やアスベストを含みません。・燃焼時に塩化水素、硫黄酸化物などの有害物質を含みません。
メラミン化粧板は、化粧板メーカー製の家具用表面素材の建材です。仕入れた時の品質は一定ですが、メラミン化粧板を使って作る作品については加工する家具職人によって仕上がりに大きな差があります。
メラミン化粧板でつくる家具は、木製家具製作のように研磨や最終塗装を施しません。表面が仕上がっている素材ですからキズを付けないように細心の加工技能が必要です。
メラミン化粧板製造メーカーのアイカ工業は、建築関係者に向けて「アイカ現代建築セミナー」の講演会も開催しています。
国内外で著名な建築家を招いての「アイカ現代建築セミナー」の講演者名と代表的な建物名
- 安藤忠雄氏 (表参道ヒルズ、東急東横線渋谷駅など)
- 隈研吾氏(2020オリンピック・パラリンピック新国立競技場、サントリー美術館、スターバックスコーヒー太宰府天満宮表参道店など)
- 丹下健三氏(東京都庁舎、フジテレビ本社ビル、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館など)
- 他にも国内外の著名な建築家が「アイカ現代建築セミナー」でレクチャーしています。
メラミン化粧板のアイカ工業「アイカ現代建築セミナー」講演者名掲載サイト
アイカ工業のメラミン化粧板は、著名な建築家や建築内装業務に携わっている人々のほとんどが知っている有名な化粧板です。